グアム島一周サイクリングの下見
グアム島一周サイクリングの下見
日本が冬でも暖かい、グアム島のツアーを作ってはどうか?と下見に行ってきました。
グアムは関西空港から、直行便で3時間。時差も1時間しかありません。
大きさは、ほぼ淡路島と同じ、ちょうど「グアムイチ」にいい感じです。
一番気軽な常夏の島、グアム島のサイクリングレポートです。
まずは関空から、空のたびです。私はCTJでレンタルもしている、オーストリッチのトラベルバックに
自転車を押し込んで、出発しました。
チュっクインする荷物は1個は無料です。
チェックインしたのは、トラベルバックとチッチャナころころバック1個
嫁さんもいっしょだったので、ひとり1個の計算ですが、自転車は超過料金を取られました。
関空のカウンターの女性は一切交渉に応じてくれなかった為、規定どおりの100ドル
ちなみに、帰路グアム空港では、しっかり交渉してタダで済みました。
ツアー造成の時は、事前に航空会社と交渉が必要ですね~
空港から、ホテルのあるタモンまでは、バスで10分まずはホテルにチェックイン。
昼食は機内で済ませましたので、早速、街に偵察に出ました。
サーベロのロードが道端のカフェに止まっていたので、話しかけて現地情報を聞きます。
トニーさんはカリフォルニア出身、グアムには5年ほど前に引退して移住されたそうです。
ロスの郊外のEncinoVelodrom(ここは前の会社がスポンサーをしていたので、何度も訪れたことがあります。)
ではトラックレースも楽しまれたそうで、中野浩一のファンだといってました。
グアムのロードで走れるコースやバイクショップの情報、路面状態、走り方のコツを丁寧に教えてくれました。
サイクリストは世界をつなぐ!!
タモンの街は、観光一色です。道路の両側には南国の椰子の並木が続き
プルメリアやブーゲンビリア、ハイビスカスの花が咲き誇っています。
観光客は、日本人、韓国人、中国人が多く白人は数えるほどです。
現地の人も、地元のチャモロ人がほとんど、白人は1割もいない感じでした。
米軍基地には白人もいるのでしょうが、町ではほとんど見かけません。
トニーさんはめずらしいケースだと思います
1日目は、午後について情報を集めただけで、夕食はグアムの郷土料理チャモロのスペアリブBBQです。
翌朝は、ちょっと早めに起きて、トニーさんのアドバイスどおり、反時計回りに南に向かいます。
海岸線をタモンからタムリンにむかい、島の首都ハガニアへと進みます。
朝の通勤ラッシュで首都へと続く国道はちょっと車が多めです。
車道の右に、自転車道があったのですが、スコールの水がたまっていたので、車道を走ってます。
http://www.youtube.com/watch?v=R6DLzFcPML4&feature=c4-overview&list=UU1CGIGAx7ML5qej-29r7CEA
朝ごはんは、タムリンのHotelSanta Feで食べました。
ガーデンテラスからはすぐビーチ、ビーチの向うに小島が見えてNA N GO KU
タムリンの町を出るところには左の3世代の女性の像。
「チャモロの文化は女性によって継承されていく、女性は偉大だ!」
と台座には書かれていました。
右の写真は、ハガニアのパセオ公園の中にあった自由の女神
動画でどうぞ
http://www.youtube.com/watch?v=GGXsDQfaX28
http://www.youtube.com/watch?v=i6piuuT8kMo
ハガニアの町をすぎると、車はめっきり少なくなり、アサンと言う町に入る
海岸線の道沿いに、太平洋戦争歴史公園がありました。
ここが、グアム島へアメリカ軍が上陸してきたポイントのようです。
アサンをすぎると、海岸線はアメリカ海軍の基地で、道は少しだけ内陸を走ります。
ふたたび海岸線に戻ると、アガットの町。ガアンポイントには、旧日本軍の機銃がありました。
70年前に戦争があったなんて信じられない美しいサンゴ礁の海が続きます。
アガットのマリーナからは、シュノーケリングやスキューバにむかうヨットやクルーザーが
出航していきます。ここのマリーナで、水分補給をして、南部の山に向かいます。
平坦な間を動画でどうぞ
http://www.youtube.com/watch?v=ALcJa7y58FU
グアムの上り坂はやたら男前です。歩きや自転車のことを一切考えてない車社会の道です。
九十九折なんか考えもしておらず、とにかく直登!!
約5キロの登りが続きで、峠までは一気に200m登ります。
とにかく、登っている間、ずっと峠が見えているのがつらい!
セッティー湾の展望台からの眺めは最高で、海からの風が気持ちよい!
ここで、スタートして35キロ。日本ならどうってことない距離と登りなんですが、朝にもかかわらず
33度の気温はこたえました。
ここからは、一気の下り!ただ強烈な迎え風でディープリムはハンドルを持ってかれる感じ。
ウマタックまでゆっくり下りる事にしました。
マゼランがグアムを発見したと言う説もあるらしく、マゼラン記念碑もありました。
サンディオニシオ協会はスペイン統治時代の雰囲気いっぱいで、ここでちょっと一息つきたいところだが
もちろん自販機もなく、日陰もないので早々に通過。
少し行くと、スペイン風の橋、ウマタック橋。このたもとにローカルマーケットがあったので
冷たいコーラを一気飲み!!
このあたりは海岸線で平らな道が続きます。右の写真は、最南端の環礁にあるココス島
本島からはフェリーが出ていて、島ごとがリゾート施設になっています。
動画でどうぞ
http://www.youtube.com/watch?v=jTswYRhm-No
ココス島へ渡るふぇりーの桟橋をすぎると、道は北に向かいます。
左の写真は、Bear Rock(熊岩)でもどう見ても、ゴジラでした。
右の写真がイナラハンの海岸の天然のプールです。
地元の方が泳いでおられたので、飛び込みたい衝動に駆られましたが、後のことを考えて断念。
このあたりも動画でどうぞ
http://www.youtube.com/watch?v=jTswYRhm-No&feature=c4-overview&list=UU1CGIGAx7ML5qej-29r7CEA
イラナハンの聖ヨセフ教会は青い空にマッチした美しい教会です。
この辺でスタートして、55キロほど、おなかもすいてきたのですが、なかなかお店もありません。
Inarahan Chamorro Cultural Villageというなんか、バンガローみたいなところがあったので
覗いてみると、どうやらチャモロも伝統的なソウルフードのお弁当があるとのこと。
一切観光化されておらず、めちゃくちゃ客扱いの悪いというか、素朴な対応で
7ドルのお弁当をいただきました。
しかし意外な事に、このフライドチキンが最高においしく、付け合せも何かポン酢味で
白いご飯がぐっと来ました。
ここを出ると、又男前の登りです。
このあたりのジャングルの中に横井庄一さんが潜んでおられたようで、その洞穴を再現した
観光施設も山の中にあるようですが、ちょっと足が売り切れてきたので、先を急ぐ事にしました。
とにかく海の色の美しさは飽きることがありません。
約70キロのところに久々のお店イパンビーチのジェフズパイレーツケーブ
グアバのジュースが最高でした。
ここをすぎると、もう一回男前の登りがあります。
平坦になってくると、あとは、ハガニアまでもう少しです。
ぐるっと南部一周で95キロ
朝早く出れば、そんなにしんどい距離でもありません。
南部一周の地図
より大きな地図で グアム南半分 を表示
もし、このブログを見て、単独トライを考えられた方!
単独でのサイクリングは全くオススメしません。
島の南部は、ココス島にオプショナルツアーでの観光客が来るだけで、全くのローカルです。
途中の道は、店も少なく、自転車での単独行は治安のいいとされるグアムでも
ホールドアップの危険はあります。
補給もかなり苦しいところがあり、言葉がしゃべれない方は絶対に行くべきではありません。
グアム観光局、グアムサイクリング協会と連絡を取っています。
安全で楽しい旅つくりをする予定ですので楽しみにしていてください。
多分、到着日の午後は自由行動(ビーチで遊んでください。)
2日目は、右側通行に慣れていただくのに、中部と北部の観光地を軽く40キロ程度サイクリング
3日目はメインイベント南部一周の90キロのサイクリング。
4日目の午前中は、自由行動(ホテル近くのお店でお買い物を楽しんでください。)
以下は、中部と北部の観光スポットです。
超有名な恋人岬
恋人岬の北タッギッソンビーチ
チャモロビレッジのナイトマーケット
ビーチ
2日目のサイクリングで予定している植物園
しっかりとサポート体制を固めて、安全安心で楽しんでいただけるツアーにしたいと
考えています。お楽しみに!!